
1872年(明治5年)11月15日、鍋島灯台は初めて灯をともしました。「日本の灯台の父」と呼ばれる英国人技師Richard Henry Brunton が設計・監督を務めた、瀬戸内海で最も古い洋式灯台の一つです。
備讃瀬戸海域は潮の流れが速く、また島々が複雑に散在するため、夜間の航行は非常に危険でした。そんな中で、鍋島灯台は大阪、神戸方面へ向かう船舶の安全な航路の目印として、重要な役割を果たしてきました。
時代が流れ、灯台の技術や航行手段は変化しましたが、鍋島灯台の歴史的価値は色あせることはありませんでした。2022年、国の重要文化財に指定され、日本の近代化と海運の歴史を象徴する文化財として再評価されています。その存在は地域の誇りであり、歴史の証人でもあります。

北備讃瀬戸大橋をくぐる手前で右手を見れば、、小さな丸い島のてっぺんに立つ白いエンジェルに出会えるでしょう!